太陽光発電システ JIS C 2021版用語・記号の定義(2)
許容(鉛直)支持力 極限(鉛直)支持力を安全率で除した値で、かつ、部材が許容される応力度以内にあるときの鉛直力。地盤の抵抗力のみを指す場合は、地盤の許容応力(度)とも呼ぶ。
切土 自然斜面地盤の土砂・岩石を取り除いて造成された地盤。
均一腐食 材料表面の大部分にほぼ均一に生じる腐食。全面腐食ともいう。
杭基礎 基礎杭に架台を連結して、架台からの荷重を、杭を介して地盤に伝える形式の基礎。一般的な建築工事のように鉄筋コンクリート基礎の補強として杭を使用する場合は、これを補強杭工法として区別する。
杭の水平載荷試験 杭の頭部に水平力を加える静的な載荷試験。
傾斜角(度) 本ガイドラインでは、アレイ面の水平面からの傾斜の度合いを示し、角度(度)で表す。地盤について用いられる場合もある。
系統連系 自家用発電設備を商用電力系統に接続して、運転できるようにすること。連系している商用電力系統の電圧階級および形態によって,低圧連系,高圧連系,特別高圧連系,スポットネットワーク連系などに区分することもある。
原位置試験 原状の地盤において行う土の性質を調べる試験。
鋼杭 鋼管杭、形鋼杭等。孔食 金属内部に向かって孔状に進行する局部腐食。
洪積層 更新世の時代に堆積した地層。主に台地・段丘を構成している。
勾配 地盤等の水平面からの傾斜の度合い。水平距離と高さの比率で表すことが多い。屋根面の傾斜の度合いを表すこともある。
地業 直接基礎のスラブと地盤とのなじみをよくするため、基礎スラブの下部に砂、砕石、コンクリート等の施工を行うこと。
支持杭 軟弱な地層を貫いて硬い層まで到達し、主としてその先端抵抗で支持させる杭。
自沈層 スウェーデン式サウンディング(SWS)試験において、1 kN 以下の荷重で地盤中に沈み込む地層のこと。
地盤改良 地盤強度の増大ならびに沈下の抑制等に必要な土の性質の改善を目的とし、土に締固め・脱水・固結・置換等の処理を施すこと。
地盤沈下 地盤が地下水の汲みあげや地盤への載荷等のために広範囲にわたって沈下すること。